2017/10/01

睡眠と成長ホルモンの関係、分泌される時間帯が重要

身長を伸ばすためには、睡眠が大切です。
睡眠時間と睡眠の質(深い眠りになっているか)の両方ともおろそかにできません。
なぜなら、寝ている間に成長ホルモンの分泌があるからです。

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睡眠とは


【図1】眠りのメカニズム
 
ヒトの睡眠は、ノンレム睡眠とレム睡眠という二つの睡眠段階に分類されます。これは睡眠脳波が質的に異なる判別方法によるものです。

ノンレム睡眠は浅い→深いまでの4段階に分けることができ、3~4段階のの深い睡眠を徐波睡眠(じょはすいみん)と呼びます。
レム睡眠は90分毎に繰り返し現れ、その1回はて5分から30分続きます。睡眠全体のうち25%ほどがレム睡眠です。また、レム睡眠時に夢を見ていることが多いともいわれます。

参考:e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

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ノンレム睡眠とレム睡眠

ノンレム睡眠4段階は、以下の通りです。眠りの深さによる違いです。
ステージ1:頭蓋頂一過性鋭波
ステージ2:睡眠紡錘波およびK複合
ステージ3、4:低振幅徐波(ていしんぷくじょは)が出現します。この段階は徐波睡眠とよばれます。

ノンレム睡眠とレム睡眠、90~120分間の周期です。
一般的な夜間睡眠では、ノンレム睡眠の後にレム睡眠が現れます。後半、朝に近づくにつれてどノンレム睡眠の持続は短くなって低振幅徐波の出現は減少します。入眠前の目覚めている時間(覚醒時間)の長さ、その間の身体運動量や精神負荷量が増加とノンレム睡眠も長くなると言われています。
つまり、起きているときにしっかり動けば寝るべき時にしっかり眠ることができるということです。

レム睡眠は、体は眠っているけど脳は起きている状況に近いです。
夢をよく見るというのは、急速眼球運動と骨格筋活動が低下が関係していると考えられます。

睡眠中に成長ホルモンが分泌される時間帯


【図2】ノンレム睡眠とレム睡眠

ノンレム睡眠は深い眠りで脳を休ませる睡眠で、体の成長に大きく影響する成長ホルモンが活発に分泌されます。
通常、眠って最初に現れるのはノンレム睡眠です。

睡眠が後半に進むにつれてノンレム睡眠が現れる回数が減り、レム睡眠が現れることが多くなっていきます。。
レム睡眠は、しっかりと深い眠り(ノンレム睡眠)になった後に多く現れることがわかっています。ですから日頃から早寝早起きを実行して安定的に一定の睡眠時間を確保することが、子供の身体の成長や学力向上(記憶の定着)にとって大事であるといえます。

「成長ホルモンは夜10時~夜中2時の時間帯に分泌する」と聞くことがあります。しかし、これは正しい解釈ではありません。
もしかしたら、図2の通り就寝後、1時間後と3時間後に成長ホルモンを分泌するノンレム睡眠になることからその時間帯を「夜10時~夜中2時」という言い方が一人歩きしてしまったのかもしれませんね。

まとめ

睡眠時間は7~8時間、入眠の直後に深い眠りになるような生活習慣は、成長ホルモンを活発に分泌し、骨端線を増大させるために必要不可欠な要素の1つです。
身長を伸ばしたい小学生、中学生、高校生は、そういった生活習慣に努めましょう。

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