2017/08/14

親(わたし)は身長が低いですが、子ども(小学5年生 男)は高くなってほしい

まず、あなたのお子さんは一般的なデータと比べて本当に小さいのか?小さいとしてもどれくらい小さいのか、知ったほうがいいですね。

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お子さんが11歳男子だとすると、最近の平均身長は145.5cmです。
ただ、身長が低いか高いかは「SDスコア」というもので判定します。SDスコアが「-2SD」より小さいと「平均より小さい」と見ます。
SDスコアの求め方は、低身長とはでご紹介していますが、具体的には、最近の「-2SD」は131.1cmですので、これより小さいと「小さい」と見ます。
あなたのお子さんはどうですか?

さて、親御さんはあまり身長が高くないけど、お子さんには高くなってほしいということですが、基本的には子どもの身長は遺伝的要素の影響は大きくありません。影響という点でいえば、むしろ生活習慣でしょう。

子どもの背を伸ばすためには十分な栄養、正しい睡眠、適度な運動が必要です。親御さんが偏食がひどかったり、インスタント食品の割合が多かったり、たんぱく質や必須アミノ酸の摂取量が少なければ、そういった食生活を送る親御さんの子どもも似てきます。

特に成長期の子どもには、成人よりも多くのタンパク質を必要とするとも言われていますので、親御さんが肉嫌いだとしてもお子さんにはたくさん食べさせる工夫をしてほしいですね。

また、夜更かしする親御さんと一緒にお子さんも夜更かしすれば、睡眠不足になります。問題なのは、寝不足を我慢できるかどうかではなく生活リズムの安定です。それと成長ホルモンの分泌量への影響です。骨を伸ばすために成長ホルモンは必要不可欠です。

ところで、「身長を伸ばしたいなら夜10時には寝なさい!」と聞いたことありませんか? 成長ホルモンは入眠後3時間に分泌されるので、そこから「夜10時から午前1時に分泌される」という話が一人歩きして、子どもの生活習慣を正すために「身長を伸ばしたいなら夜10時には寝なさい!」とまことしやかな話になったのかもしれませんね。睡眠と成長ホルモンの関係は、睡眠と成長ホルモンの関係、分泌される時間帯が重要をご覧ください。

そして適度な運動もお忘れなく。運動といっても何かのスポーツが必要というわけではなく、かけっこでも縄跳びとも体を動かすことです。これは、成長のホルモンの分泌を刺激します。それと昼間に動いて疲れれば食事もおいしくなり、夜ぐっすり眠ることもできるからです。身長を伸ばすための運動については、適度な運動で+5cmを目指すをご覧ください。

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