錯覚で低身長をカバーする服装

高校生:男子、高校1年生の身長160cmから163cmに。

高校生の頃、背が高くないことに悩んでいました。

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元々、身長は高くはなく小学生のころから体育の時間など、背の順で並ぶと一番前ではありませんでしたが、前から二番目か三番目というのが指定席で、牛乳を飲んだり、チーズを食べたりしてみても背が伸びることはありませんでした。

運動部などではなかったので、実際に不便なことがあったわけではありませんが、男性で背が低いのは自慢できることではなく、それが大きなコンプレックスになっていました。

そこで気を付けるようになったのが服装です。

制服を着ているととても背が低く見えてしまうのはなぜだろうと考えたところ、制服は詰襟で黒一色で、しかも靴はローファーということが原因ではないかと思うようになりました。

そこで色々なファッション雑誌などを読んで研究したところ、大切なのは「上下が一体にならないこと」「視線をあちこちに散らすこと」が大事だと分かるようになりました。

制服のときは、靴はそれまでのローファーではなく、バスケットシューズやハイテクスニーカーなどを履くようにすると、相手の視線が下に行くためか、「最近、背が伸びたんじゃない?」と言われるようになりました。

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しかし制服ではそれ以上の工夫のしようがありません。

そこで私服のときは普段のストレスもあって、余計にいろいろな工夫をするようになりました。

たとえば冬場などは太目のニットのマフラーをしたり、夏場などはネックレスや腕輪などアクセサリーを身に着ける、上下の色をできるだけ補色を使うなどの工夫をすることで、自分でも背が低いことが気にならないようになりました。

ただし、唯一失敗だったのは髪の毛にボリュームを持たせるという方法です。

これは髪の毛を立てれば身長がカバーできるのではないかとやってみましたが、実際に髪の毛を立てると、いかにも背が低いことを隠そうとして頑張っているのが丸わかりになり、逆効果という以外の何物でもありませんでした。

そのようにいろいろな工夫をしていくと、確かに身長は低いままでしたが、自分に自信もついて、ファッションという趣味もできたことで同じ趣味を持つ友達も増えて、次第に学校生活を楽しく過ごすことができるようになりました。

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