仮に11歳で思春期がはじまる前、身長が伸び始めるスタート時点で130cmだったとします。11歳の平成27年度の平均身長は「145.2cm」なので、かなり小さいですね。

子どもの背を伸ばすために重要な成長期

そうすると「思春期が終わる6年後、伸びてもせいぜい＋30cmかな。実は身長180cmはほしいけど160cm（130cm＋30cm）くらいにしかならないかぁ」と、思い込みで悲観する必要はありません。

そもそも世間的には180cmがOKで160cmがNGでということは一切ないと思います。ただ、中学生や高校生の青春真っ盛りの、特に男子の場合は女子を強く意識する傾向があるので、「強い自分」や「大きい自分」を誇示したくなる気持ちもあるでしょう。たとえば、誇示したいと思っている自分が好きな女子より小さければ、落ち込むこともあるかもしれません。それは理解できます。

顔の良し悪し、体格、服装、髪型などに気を使い、車やバイクの免許を取れば派手なものや大きいものを持ちたくなるかもしれません。もし自分の息子がそうなったら「そんなふうに自分の表面を飾るんじゃなくて、人として中身の質を上げなさい」と言ってもなかなか聞き入れてもらえません。（ウチだけかもしれませんが・・・）

さて、子供の身長が急激に伸びるのは第二次性徴期といわれ、いわゆる成長期です。この時期は、性ホルモンが多く分泌され子供の成長に大きく影響します。思春期が始まる時期の平均は、女子が9歳ころで男子が11歳ころです。

成長期が始まってからの身長の伸び具合は、女子で年間5～7cmほど、思春期が終わる頃（15～16歳）までに＋25cmです。男子であれば、年間10cmほど、思春期が終わる頃（17～18歳）までに＋25～35cmです。

成長期が始まる前に背が低かったとしても、成長期に子供の成長が伸びるための正しい心がけをすれば、平均値以上に伸ばせる可能性は十分にあります。
なぜ伸ばせる可能性があると言い切れるのか、その理由はあらためて身長を伸ばすカギは骨端線、何コレ！？をご覧ください。（長文なので目次だけでも構いません)

年齢ごとの平均身長

参考として、文部科学省が提示している年齢ごとの平均身長のデータをご紹介します。
※横スクロールできます。

成長期でだれでも背が伸びる！？

年齢ごとの平均身長を見ていかがですか？
自分の子供の身長と平均身長を比べて、平均以上と安心された方、平均以下でちょっと小さいけどそのうち伸びるんでしょと思われた方、またはただただ不安を覚えた方がいらっしゃると思います。
あるいは、平均身長は知らなかったけど、まわりの同年代の子供と比べて自分の子供は背が低いなと以前から感じていた方もいらっしゃると思います。

身長が低いというのは、低身長症という病気の疑いもあります。また、単に今は身長の伸びが鈍いだけということもあります。
やみくもに心配するよりまずは低身長症とはでセルフチェックしてみましょ。

もし、手っ取り早く身長サプリメントで何とかしたい場合は、最適な身長サプリメントの選び方があなたを満足させるでしょう。