2017/07/12

背が低ければ低いほど自信がつけば大きくなる

私の息子は目立って身長が低いです。息子は、本当の学年より下級生と思われることがしばしばで、親としては人並みの身長まで背が伸びてほしいと思っていました。

ところが、運動会で思いもよらないラッキーなことが判明したのです。息子の通う学校では運動会の並び順が背の高い順番だったことです。だから、背の低い息子は常に後ろの私たち保護者の観覧席に非常に近く、写真やビデオ撮影がとてもしやすく、よいショットが撮れました。

開会式でも息子の様子もバッチリカメラに収めることもできましたし、徒競走では、背が低いので走る順番も先の方でしたので、男子の徒競走が始まったらすぐにカメラをスタンバイすれば前後間違えることなくしっかりとカメラに収めることができました。

団体競技のダンスでは、背が低いので、端っこが息子の踊る定位置でしたので、カメラを撮る位置さえちゃんと確保することができれば、まるで息子が主役のダンスのようにカメラに収めることができました。

もう1つ、背が低いことで華を持たせることができた事は、背が低く端っこの立ち位置でいると、先生より移動する際はこのラインまで移動しなさいと指示されます。息子本人は自分が列を乱しては他の子たちに迷惑がかかるからとその位置を忠実に守ることに責任重大さを感じたそうです。

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一見、ごく普通のことなのですが、頼まれた本人にとってはすごく大切なことと思ったようで、私はその話を聞いて、このようなことでも華を持たせることができて、自分の存在価値を高められるのだと感心した覚えがあります。

背が低い息子は、自分が背が小さいから周りから頼りにされず、逆に舐められていると思っていたようで、基本おとなしい性格の子供でした。頼まれたら断ることができず、なんでも引き受けてしまっていました。親の私も嫌なら嫌と言っていいんだよ。とは言っていますが、そのような事は簡単に言えないらしいです。

昔は、背が低いので言いたいことも言えなかったようなのですが、このごろ、背が低いけど、足が早くてビックリした。と言われることがあるらしく、そのような事を言われ始め、友達に認めてもらえていると実感してから、少しずつ自分に自信がついてきたようです。

そして、自分が頑張ったら親や身内以外の誰かに褒めてもらえる経験が増えてきたので、嫌なことは嫌と言えるようになったりと、少しずつ日々の生活の中で積極性が出てきたように思います。その気の強さに私を困らせることが増えましたが、自分に自信を持つことができるようになってほしいと思っていていたので、それが成長を感じうれしく思っています。”

(管理者)
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